競馬を始めたいけど、どの本を読めばいいのか分からない。
本屋に並んでいる本は予想の専門的な本が多く、初心者向けの本を探してる人もいると思います。
この本を一言で言うなら、全くの初心者が競馬の予想ができるようになる本です。
この本を読めば以下の内容が分かります。
この記事では、初心者には難しい競馬新聞の読み方のうち、競馬新聞の見るべき3つのポイントを解説します。
著者
著者の長谷川雄啓氏は、元グリーンチャンネルのキャスターでJRAビギナーズセミナー講師として活躍されています。
解説の分かりやすさに定評があり、JRAのYouTubeチャンネル「競馬初心者講座」では監修とナレーションを担当されています。
長年のJRAビギナーズセミナーを務めている長谷川雄啓氏の初めての著書が『究極の競馬ガイドブック』です。
競馬新聞の見るべき3つのポイント
まず、競馬新聞を読む上で確認すべきことがあります。
どこの競馬場で、芝かダートか、距離は何mで開催されるか確認しましょう。
例えば、日本ダービーなら、東京競馬場の芝2400mで開催されます。
また、有馬記念は中山競馬場の芝2500mで開催されます。
チャンピオンズカップは中京競馬場のダート1800mで開催されます。
まず、自分が予想するレースがどのような条件で行われるか確認してして、以下の3つのポイントを見ていきましょう。
距離
JRAでは1000m〜3600mまでのレースが開催されます。
競走馬は人間と同じで短距離向きや長距離向きと個性があります。
短距離のオリンピック代表がマラソンで勝てないのと一緒で、競走馬も短距離が得意な競走馬は長距離では勝てないですし、長距離が得意な競走馬は短距離で勝つことはできません。
競走馬が短距離か長距離が得意かは血統を見ればある程度把握することができますが、初心者には難しいです。
そこで、簡単に得意な距離を判断する方法として、競馬新聞の距離別成績を見ましょう。
馬柱が縦書きの競馬新聞なら、上から1着、2着、3着、4着以下と並んでますいます。横書きの馬柱なら左から順番に1着、2着と並んでいます。
3着以内の回数を見て多ければ、その競走馬の得意な距離が分かります。
コース
JRAでは、全国に10ヶ所の競馬場があり、それぞれの競馬場には大きわけて3つの特徴があります。
右回りか左回りか、坂の有無、直線の長さ。
それぞれの競馬場の特徴をまとめると以下のようになります。
左右 | 坂 | 直線 | |
札幌 | 右 | 無 | 短い |
函館 | 右 | 無 | 短い |
福島 | 右 | 無 | 短い |
新潟 | 左 | 無 | (内)普通 (外)長い |
中山 | 右 | 有 | 普通 |
東京 | 左 | 有 | 長い |
中京 | 左 | 有 | 長い |
京都 | 右 | 無 | (内)普通 (外)長い |
阪神 | 右 | 有 | (内)普通 (外)長い |
小倉 | 右 | 無 | 短い |
競走馬には、距離適性があるようにコースによっても相性があります。
左回りが得意な競走馬や、坂が全くダメな競走馬。また、中山競馬場が極端に得意な競走馬もいます。
このコース適性も競馬新聞を見ることで、把握することができます。
競馬新聞の各競馬場の成績を確認しましょう。
ここも距離適性と同じく3着以内の回数を調べることで、その競走馬のコース適性を把握することができます。
また、阪神競馬場や中山競馬場の成績が良ければ、その競走馬は坂があるコースが得意だなと判断することもできます。
競馬新聞を見るときは、かく競馬場の成績を見るようにしましょう。
展開
最後に見るべきポイントは展開です。
これは、初心者には少し難しいですが、何となく知っていると予想の参考になると思います。
競馬には大きく分けて4つの作戦があります。
逃げ、先行、差し、追い込み。競馬新聞では矢印で表記されることが多いです。
逃げは先頭に立ってレースを進める、先行は2番手から5番手までに位置取りする、差しは中団につけて直線で勝負する、追い込みは最後方で位置取りし直線だけで勝負する戦法です。
それぞれの競走馬には得意な戦法があり、この組合わせでレースの展開が決まります。
例えば、逃げ先行が得意な競走馬が多いと、先行争いが激しくなりペースが上がります。こうなると、逃げ先行馬は直線に向いたときには余力がなく、差し追い込みが有利になります。
また、逃げ先行が得意な競走馬が少ないとペースが落ち着き、逃げ先行馬は余裕を持ってレースを進めることができます。こうなると、差し追い込みには厳しく、逃げ先行に有利になります。
競馬新聞には得意な戦法が書いてありますが、これはあくまでも記者が予想した戦法になります。
実際には、このような展開になるとは限らないので、過去の成績から自分で展開を予測するようにしましょう。
アクションプラン
得意不得意の判断の基準はどうしたらいいのか悩む人も多いと思います。
得意不得意の目安は人によって変わりますが、個人的な目安としては、4回以上走って3着以内が50%なら得意、20%以下なら不得意と判断するといいでしょう。
また、人気以上の着順で3着以内の回数が多ければ得意と判断でしてもいいでしょう。
まとめ
この『究極の競馬ガイドブック』は、全くの初心者が競馬の予想ができるように本です。
この本を読むと、馬券の種類と買い方、競馬新聞の読み方、パドックの見方が分かります。
この記事では、その中でも競馬新聞の読み方の3つのポイントについて解説しました。
初心者の方には非常にためになる1冊ですので、電子書籍版を買って、競馬新聞を見ながら予想するのもいいでしょう。
この記事が良かったという人は、他の記事を読んでいただけると幸いです。