【解説】競馬初心者が勝つために読む1冊【マンガでわかる 勝つための入門】

これから競馬を始めたいけど、競馬の入門書を探しているという人は多いはずです。

書店で競馬の本を探しても、ある程度競馬について知っている人向けの本が多く、初心者向けの本はほとんどありません。

また、馬券を買ったことがあり、競馬について基本的なことは知っているが、なかなか当たらず悩んでいる人や、馬券で儲けたいという人も多いことでしょう。

そういう人に、「マンガでわかる 勝つための入門」はオススメです。

この本で学べることは以下の3点です。

  • 競馬の基礎知識
  • パリミュチュエル方式
  • ハイレベルレースの探し方

全くの競馬初心者でも、この本を読めば最低限の競馬の知識が学ぶことができます。

日本の競馬が採用しているパリミュチュエル方式を理解することで、多くの人が負けている中で、少しでも回収率を上げることができます。

競馬は同じメンバーが同じコース、距離でレースをすることはなく、レースのレベルを把握することで、能力のあるが人気がない穴馬を探すことができます。

また、この本を一言で説明すると、パミュチュエル方式を攻略することが馬券で勝つ方法です。

「マンガでわかる 勝つための入門」について

「マンガでわかる 勝つための入門」は2022年3月にオーパーツ・パブリッシングから発行されています。

著者であるメシ馬は1992年生まれの愛知県出身で、現在はフジテレビONE「競馬魂」や雑誌「競馬王」で活躍されています。

競走馬の血統やペース、馬場読みを中心に様々なファクターを臨機応変に使い分けて予想しており、netkeiba.comの「ウマい馬券」では2021年度の回収率1位になっています。

「マンガでわかる 勝つための入門」で学べること

競馬の基礎知識について

この本では、30ページにかけて、全くの初心者向けに競馬について解説されています。

馬券の買い方や種類、競馬新聞の馬柱の見方、クラスなどについて解説されおり、ここを読むだけでも、競馬についてある程度の知識を得ることができます。

ここまで分かりやすく纏められている本はないので、初心者はこのページを読むだけでも読む価値はあります。

パリミュチュエル方式について

パリミュチュエル方式とは

日本の公営競技やtoto、ロトで採用されている配当を分配する方式です。

私たちが馬券を買ったお金を主催者(JRAなど)が一旦貯めておき、決められた割合(控除率)を差し引いて的中者に払い戻します。

払い戻しの倍率(オッズ)は、買い目がどれだけ売れているのかによって決まります。

人気が集中している買い目はオッズが下がり、人気がない買い目はオッズが下がります。

誰かが勝つと誰かが負けている

ここで考えなければいけないことは、オッズを決めているのは主催者(JRAなど)ではなく、私たち馬券を買う人です。

主催者(JRAなど)はどのような結果であれ、決められた割合(控除率)が入るだけで、オッズには関わりがありません。

戦うべき相手は主催者(JRAなど)ではなく、他の馬券購入です。

誰かが勝つと誰かが負ける仕組みだからです。

他の人と同じような買い目を買うと人気が上がり、払戻しが少なくなります。

払戻しを多くするためには、他の人とは違う買い目を買う必要があります。

そのためには、他の人が買わない人気はないが能力がある馬を探す必要があります。

ハイレベルレースの探し方

毎回同じメンバー、同じ条件で戦うわけではない

では、どうやって人気はないが能力がある馬を探せばいいのかが問題になってきます。

人気に大きく影響するのが、前走の着順です。

これは、前走の着順がいい馬は能力がある馬と考える人が多いからです。

能力がある馬と考える人が多いと、それだけ人気が集まりオッズが下がります。

ただ、ここで勘違いしてはいけないのが、前走と同じメンバー、同じ条件で戦うわけではないということです。

前走が違うメンバー、違う条件で走った馬が集まるわけですから、前走の着順だけで判断するのは大変危険です。

中には、前走のレースレベルが低く、着順がいい馬がいるからです。

その反対に、前走のレースレベルが高く、着順が悪い馬を探し出せれば、高配当にもつながります。

ハイレベルレースをどうやって探すのか

ハイレベルレースを簡単に探す方法は、勝ち上がり頭数を調べることです。

競馬にはクラスがあり、勝った馬は上のクラスに昇級し、2着以下の馬は同じクラスに残って次のレースを戦います。

そのため、2着以下の馬の次走の成績を調べ、勝ち上がった馬が多いほど、そのレースのレベルは高いということです。

例えば、Aというレースでは次走以降勝ち上がった馬は0頭、Bというレースでは勝ち上がった馬が4頭とすると、Bのレースがハイレベルだったということが言えるわけです。

この方法は、地味で根気が必要となる作業で大変ですが、他の人がしないから回収率に繋がってきます。

アクションプラン

レースの復習をする

レースの予習をする人は多い

レースの予習をする人は多いと思います。

当日の天気を調べたり、データや傾向などを調べる人がほとんどだと思います。

ただ、レースの復習をする人は少ないと思います。

勉強と同じで復習も大事

テストでは予習も大切ですが、自分が何を間違えたか復習することが大事です。

何を間違えたかを放置していると、次も同じ間違いをしています。

競馬も同じで復習することが大切です。

1番人気が負けた場合、なぜ負けたのか(能力がない、展開や不利で負けた)を考えることが大切です。

実力があるのに展開や不利で負けた場合で、次走で人気を落としているなら買うべきです。

また、人気が低い馬が好走したときも、なぜ好走したのか(能力がある、展開や有利なことがあった)を考えましょう。

小さなことも積み重ねが、大きな配当に繋がってきます。

補足

馬や騎手に人気がある場合は注意!

能力とは関係なく馬や騎手自体に人気がある場合は注意が必要です。

馬では、ソダシやメロディーレーンなどアイドルホースと呼ばれる馬です。

騎手では、藤田菜七子や引退レースの騎手などです。

こういう馬や騎手は応援するという意味で馬券を買う人がいます。

また、人間は自分が知っていることを高く評価する傾向があるため、迷ったら知っている方を買うためです。

過剰な人気をしているようであれば、他の馬を買うチャンスです。

まとめ

この本では以下の3点を学ぶことができます。

  • 競馬の基礎知識
  • パリミュチュエル方式
  • ハイレベルレースの探し方

この本では、他にもクラスごとの狙い方や、適性についても学ぶことができます。

初心者だけでなく、競馬を始めて時間が経っている人でも学ぶことが多い1冊です。

ぜひ、書店で手に取ってみてはいかかがでしょうか。

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